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母を亡くした時に私が行ったこと
2020年3月、最愛の母を亡くしました。
その当時は緊急事態宣言が出ていたので、出勤することはできず、
家でリモートワークになりました。
そのため、時間がありました。
環境的に、母の死に向き合う時間ができました。
もしあの時、緊急事態宣言がなければ、仕事に追われて、
死と向き合うことができなかったと思います。
言い方を変えれば、仕事を理由に母の死を避ける。
嫌なことは避けたい。
苦しいことは避けたい。
10数年前に大切な人を失った時は、仕事を理由に向き合うことを避けました。
そのため、1年ほど苦しみました。
今回は環境的に向き合う時間が設定された気がします。
仕事以外の時間は、部屋から外を眺めていました。
空を眺めていました。建物を眺めていました。
近所の神社に行き、境内でぼんやり座っていました。
横になっていました。寝ていました。
泣いていました。
母と過ごした時間、思い出、記憶を振り返っていました。
父と悲しみや思い出をシェアしました。
友人と会い、感じたこと、思ったことを話しました。
何も考えず、思わず、ぼーっとしていました。
喪失体験についての本を読みました。
時間が経過していく内に、通常の私に戻っていきました。
この間、心がけていたのは、無理しないこと。
身体的にも、精神的にも無理はしないこと。
大切な人の死からの回復は人それぞれ異なります。
回復の速度も異なります。
焦らないことも大事。
自分のペースで、自分の方法で回復への道をコツコツ進む。
専門家や経験者・体験者からのサポートも有効です。
必ず回復していくので、諦めないでくださいね。