10数年前の3月。

品川にあるレストランで、私は同業である臨床心理士の友人に

愛する人を失った経験をし、1年間ずっと苦しくて、しんどくて、

楽しいや嬉しいなどのポジティブな感情がわかなくて

まるで自分がロボットのように生きている感じがすると話しました。

話を聞いた友人は、お世話になっている臨床心理士の先生がいるから

その人からカウンセリングを受けてみてはどうか、

ゆじゅさんに合うカウンセラーだと思うと言ってくれました。

カウンセリングを受けること。

心の中では、カウンセリングの必要性をずっと考えていました。

でも、行動に移す勇気がなく、時間が流れ・・・。

心の状態がしんどいまま過ごしていました。

友人から臨床心理士の先生を紹介され、

今が行動に移すタイミング、良い機会だと思い、

カウンセリングを受ける決心をしました。

それが3月。

月日は流れ、今、私はカウンセリングを提供し、好きな宝塚を観て、

ダンスを習って、美味しいものを食べて元気に生きています。

あの時、カウンセリングを受けない選択があったと思います。

カウンセリングを受けなかったら、どうなっていたのかはわかりませんが、

私はカウンセリングを受ける決心をし、受け続けました。

カウンセリングは自分と向き合い、理解する作業です。

理解していく中で、抱えている問題の本質が見え、解決へと導かれます。

即効性はありません。

回数を積み重ねながら、螺旋階段を登るように自分のことを理解していきます。

数々の思い込み、考えと行動の矛盾に気づくこと、

出来事の捉え方、人間関係のパターンなど自分を理解する作業です。

これらの作業を府に落として理解することができるのは自分だけ。

でも、自分ひとりではありません。

その作業には伴走者、サポーターであるカウンセラーがいます。

カウンセリングを受けようかどうしようか考えている方、

とりあえず行動に移してみることをお勧めします。

カウンセリングは、クリニックや病院、私設カウンセリングルーム、

自治体の相談所、オンラインなどで提供されています。

昔より、受けやすい環境になっています。

行動に移すにはエネルギーや勇気がいりますが、

行動に移すと、行動に移す前と比べて、何かしらの変化は起きます。

それは気持ちの変化や考えの変化、抱えている問題の変化かもしれません。

変化が待っています。

あなたに合うカウンセリング、カウンセラーと出会えますように。

私が出会えたように。