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残念ながらドラえもんはカウンセラーにはなれない
ドラえもんは理想のソーシャルワーカーでしょうか?
これは『事例で理解する相談援助のキーワード』の本に書かれていた内容です。
のび太から相談されるたびに、ドラえもんは解決道具を出し続けます。
のび太は学習することなく、何度も同じような状況を持ち、
その度にドラえもんに助けを求めます。
ドラえもんはのび太の問題解決能力を引き出さないので、
理想のソーシャルワーカーとはいえないとのこと。
ドラえもんは理想のカウンセラーとも言えません。
のび太の問題解決能力を引き出していないですし、
伸ばせるよう取り組んでいません。
そして、のび太の力を信じていない気がします。
抱えている問題は個々に異なります。
カテゴリー的には同じ問題だとしても、
それぞれに性格、考え方、価値観、環境、サポート資源などが異なります。
抱えている問題や悩みに解決マニュアルはありません。
なので、『自分』と向き合い、
自分がどんな考え方、捉え方、価値観、環境、
サポート資源、強みなどを持っているかを確認し、
取り組んでいかないと問題解決できません。
自分と向き合うことでしか、問題解決能力を高める方法はありません。
カウンセラーは、あなたの問題解決能力を高められるようサポートします。
そして、あなたを、あなたの能力を信じてサポートします。
カウセリングは自分と向き合う時間を確保し、
問題解決能力を伸ばしていきます。
あなたの力を信じます。