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期待や不安を抱えながら受けると決める
10年前、大切な人を失う経験をしました。
はじめは悲しみ、絶望、、後悔、悲嘆など強い感情が襲ってきました。職場や両親、友人のいる前では感情が乱れることはありませんでした。
その反動から、ひとりになると感情のコントロールがきかず、
風呂場と自分の部屋では声を押し殺して泣いていました。
時間が経つにつれて、強い感情も他の感情(楽しい、安心など)も湧き上がらず、
感じることができなくなりました。
感情麻痺。
約1年間、感情麻痺が続きました。
頭では、「カウンセリングを受けて感情を取り戻す。問題に向き合う」という考えが
繰り返されていました。
同時に「私はカウンセラー。カウンセリングを受ける私はカウンセラーとして失格」
「カウンセリングでどんなことが起こるのか不安」という考えが浮かびました。
今ある状態から抜け出したいという願い。カウンセリングに対する期待。
一方で、未経験のことへの不安。カウンセラーとしての葛藤。
期待と不安の間を行ったり来たりしていました。
約1年後、勇気を振り絞ってカウンセリングを受けることを決めました。
カウンセリングを受けると決めるまでの時間は、人によって異なります。
私は約1年かかりました。
すぐに受けると決める方もいれば、葛藤の末に決める方もいます。
カウンセリングを受けるまで葛藤があった者としては、
とりえあえず受けることをオススメします。
カウンセリングを受けて合わなかった場合、他の方法を探す必要があるからです。
合わなかった場合を考えると、時間がもったいないからです。
「ゆじゅさん。とりあえず受けるとして、
どのようにカウンセリングルーム、カウンセラーを探せばいいの?」
次回、お答えしたいと思います。