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  • 私、おかしくなっちゃうの?喪失体験から起こる特徴①

    「私、おかしくなっちゃうの???」

    8年前、大切な人を失った際に思ったことです。

    その当時は喪失から起こる様々な感情や考え方、

    行動パターンを把握する余裕はなく、

    初めての体験に苦しんでいました。

    おかしくなったのではなく、喪失における正常な範囲内の感情や考え方、

    行動をしていたことが今ではわかります。

    知っているか知らないかで、自分を窮地に追い込むことになります。

    今、喪失体験や死別体験で苦しんでいる方に知ってほしい情報になります。



    喪失体験/死別体験後に共通してみられる起こりやすい感情について話します。

    ✯悲しみ(もう会いたくても会えない、喪失/死別体験前の生活に戻れない)

    ✯怒り(なぜ私がこの体験をしなくてはいけないの?、喪失/死別を防ぐことはできなかったの?、自分に対してや他者に対して)

    ✯不安(ひとりになってしまった。これからどうすればいい?)

    ✯否認(喪失/死別を認めたくない、受け入れることはできない、嘘だ~)

    ✯感情の麻痺(何も感じない、心が固まっている/麻痺している)

    ✯無気力(何をする気力がない、何にもしたくない)

    ✯ショック/衝撃(呆然となる)

    ✯後悔/自責の念(自分のせいで、あの時~していれば/~していなければ)

    ✯思慕(また会いたい、切望する)

    ✯孤独感(ひとりぼっちである)



    以上が主な感情になります。

    これらの感情が起こることは全く自然で正常な反応です。

    時間が経つと、次第に感情の強度は和らいでいくと言われています。

    長く続く場合や感情が激しい場合は専門家の助けが必要になります。

    それらの感情を避ける場合もあります。

    喪失/死別体験に適応していくことが難しくなるので、

    この場合も専門家の助けが必要になります。

    上記に挙げた感情はあくまでも起こりやすい感情であり、

    それらの感情を持つ人が多いと言われています。

    喪失/死別体験後の反応はひとりひとり異なる体験で、個別性があります。

    喪失/死別体験は大変つらいことです。

    でも、

    時間が悲しみを癒やしてくれる大きな要因であることは間違いありません。

    今、しんどい方、苦しい方、悲しみにある方。

    どうか、踏ん張って下さい。

    共に踏ん張り、いきましょう。