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  • 現実に直面したら涙がこぼれました。

    脳梗塞を起こし、リハビリ入院していた父が家に戻ってきました。



    今までは病院に面会に行き、短時間の間しか父とかかわりませんでした。



    後遺症として左半身麻痺が残っているので、



    口元がゆるくよだれが出やすい、食べこぼしが生じやすい、



    左手が使えないので洋服の着脱の難しさ等があります。



    病院にいる時はそれらのことはあまり気にならなかったのですが、



    家に戻り、ありのままの姿を目の辺りにすると精神的な動揺が起きました。



    元気な頃の父と現在の父とのギャップが大きく、悲しさややるせなさが出てきました。



    食べこぼしの片付け、洋服の着脱の手伝い、トイレ後の後始末などしている時に



    突然涙がこぼれました。



    今まで現実に向き合っているようで向き合っていなかった自分に対しての憤りや



    以前と異なる父の姿を目にするしんどさや辛さが込み上げてきて涙がこぼれました。



    泣いた後、信頼できる友人たちに話を聞いてもらい、落ち着きました。



    数日間涙がこぼれることはありましたが、時間が経ったからなのか、



    徐々に父の現在の姿に慣れたのか、介護になんとなく慣れてきたのか、



    今はいくぶん落ち着いて目の前で起こることに対処しております。



    現実に直面するとしんどく、辛く、悲しく、やるせなく、色々な感情が生じます。



    現実に圧倒されてしまい、何もできなくなるかもしれません。



    そんな時は生じた感情や考えを受け止め、静かに過ごすのがいいかもしれません。



    ぼんやりする。寝る。横になる。泣く。瞑想する。



    そんな時に無理に好きなこと、楽しいことをしなくてもいいですよ。



    ただ静かに過ごしてください。



    落ち着いてきますから。



    目の前のことを淡々とやりましょう。



    相談できる人に相談しましょう。解決策、対処法が見えてきます。



    無理せずに淡々とこなしていきましょうね。