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体験を通しての自分再確認、そして気づき
私は宝塚が大好きです(もう知ってるって⁈)。
宝塚では男役と娘役が組んで踊ることが多いのですが、
中でも、トップコンビが踊るデュエットダンスが大好きです。
今まで見て満足でしたが、ご縁があり、去年から社交ダンスを習い始め、踊る側になりました。
「まさか、自分が踊るなんて・・・」と今でも思っています。
去年の11月には発表会があり、ワルツを踊りました。
ステップを覚えて踊るのですが、覚えては忘れ、覚えては忘れを繰り返しながらなんとか覚えました。
初めての発表会だったので、「とにかく楽しむ!」を念頭に参加しました。
その結果、とても楽しく参加できました。
そして、今月、2回目の発表会がありました。今回はラテンのチャチャチャを踊りました。
ワルツは3拍子で優雅にゆったりと踊りますが、チャチャチャは4拍子で速いテンポで踊ります。
チャチャチャのステップを覚えるのにかなり苦戦しました。
速いテンポなので、体と頭(情報整理)がついていくのに必死状態。
ダンスに関しては、頭で覚えるのではなく、体で覚えることを意識しています。
頭で覚えても、体が動かないからです。(人によります。私の場合です)
毎レッスン、ステップを体に覚えさせました。
でも、忘れる。また覚える。そして、忘れる。また覚えるの繰り返し。
レッスン中に、覚えられない自分に対して苛立つことが多々ありました。
「なんで覚えられないの??」「なんで忘れちゃうの??」と苛立つ自分。
そして、自分に対する失望や落胆。自責。
自分を責め続けることはできますが、それでは自分が悲しくなります。
なので、考えを切り替えました。
「なんで覚えられないの?」→「チャチャチャは初めて習う種目。すぐに覚えられないのは当たり前」
「初めての種目に諦めずに取り組んでいるんだよ。凄いよ!」
考えが変わると、気持ちが変わります。
苛立ち、失望、落胆、自責→少しホッとする、安心する、前向きになる。
諦めずに取り組み続けました。
今月に入り、ようやくステップを覚えることができました。
次に、手の動きや細かい修正作業に入ったのですがここでも苦戦。
手と足の動きを同時に行うことができませんでした。
手の動きと足の動きが分離している状態。手だけなら動かせる。足だけなら動かせる。
でも同時に動かすことは厳しい状態。
弱音を吐く私に、先生は私が理解できるよう例えを使いながら根気強く教えてくれました。
そんな中、「自分がやれるところまでやり切りたい。取り組んでいきたい」という思いが溢れました。
追加レッスンをお願いし、練習風景を撮った動画を繰り返し見ては復習しました。
家では、シャドー(ひとりで自分のパートを練習する)を行い続けました。
発表会前日も追加レッスンをお願いしました。
今月に入ってから練習のし過ぎで、右足に違和感を感じ始めました。
当日、直前までステップの確認、シャドーを行いました。
無事に踊れることを願い、そして楽しむことを念頭に踊り切りました。
踊り終わった後、頑張って練習してきた自分に対しての労い、サポートしてくれた先生に対する感謝、
そして、今、この瞬間を生きていることに幸せを感じ、ウルウルしちゃいました(笑)。
私は自分の性格を真面目で頑張り屋さん、そして諦めない人と思っております。
そのような性格だからこそ、色々な困難なことがあっても乗り切ってきました。
今回もその性格だからこそ、乗り切りました。改めて自分のことを再確認できる機会でした。
一方で、頑張り過ぎてしまい右足を酷使してしまいました。
「練習のし過ぎは体へ負担をかける」「練習はほどほどにする」「練習後の体のケアは大事」
「頑張り過ぎない」等の気づきがありました。
これからは、マックスに頑張るのではなく、少しゆるめて取り組んでいきたいと思います。
人は体験を通して、学んでいきます。体験を通して、自分と向き合うことができます。
今体験していることを通して、あなたは何を学んでいますか?
体験を通して、自分と向き合っていますか?
再確認すること、気づきはありますか?