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心のケア
DV(ドメスティック・バイオレンス)についての研修を受けました。
その中で、心のケアについての話がありました。
資料によりますと、
心のケアとは、被害者自身が、傷ついた自分の心を主体的にケアできるように、
他者がサポートし、自らの回復力、自己治癒力を最大限にひきだすセルフケアへの支援。
被害者を相談者へ、他者をカウンセラーへと置き換えて読みました。
心のケアとは、相談者自身が、傷ついた自分の心を主体的にケアできるように、
カウンセラーがサポートし、自らの回復力、自己治癒力を最大限にひきだすセルフケアへの支援。
カウンセリングを受ける前、私は自分の心のケアができていませんでした。
正直、心のケアどころではありませんでした。
自分を守るために、感情を麻痺させ、現実と向き合わないように生きていました。
カウンセリングを受けようと決めた時、カウンセラーにケアしてもらう心持ちだったかもしれません。
自分で主体的に心のケアができない状態なので苦しんでいる。辛い。しんどい。
カウンセラーになんとかしてもらいたい気持ちがありました。
いざ、カウンセリングを受け始めるとカウンセラーになんとかしてもらうのではなく、
自分で自分の状態を良くしていくことに気づかされました。
そのためにカウンセラーからのサポートを受ける。
あくまでサポート。
取り組み、良くしていくのは自分自身。
安心、安全な場所で、話を聴いてもらう。
カウンセラーからの問いかけがあり、気づきが生じていく。
肯定的なメッセージやアドバイスをもらい、繰り返し体験していくことで、
回復力、自己治癒力、そして主体的に心のケアする力を高めていきました。
最終的に私は傷ついた自分の心を主体的にケアできるようになりました。
今、傷ついた体験を思い出しても、不安定になりません。
不安定になったとしても、心のケアする力が身についているから大丈夫です。
今は難しくても、取り組み続ければ、主体的に心のケアができるようになります。
信じることが難しいかもしれませんが、自分にはその力があると信じてください。
大丈夫ですから。